刑事事件
2026/07/13

窃盗事件は在宅事件になる?逮捕されるケース・されないケースを弁護士が解説

はじめに

窃盗事件についてご相談いただく中で、
  • 警察から電話が来ました。
  • 呼び出されていますが逮捕されますか。
  • 在宅事件になる可能性はありますか。
  • 今後突然逮捕されることはありますか。
というご質問をいただくことがあります。
窃盗事件では、必ず逮捕されるわけではありません。
実務上は、在宅事件として捜査が進むケースも少なくありません。 もっとも、 「逮捕されていないから安心」 とも言えません。
本記事では、窃盗事件における在宅事件とは何か、逮捕されるケース・されないケース、注意すべきポイントについて解説します。
刑事事件でお困りの方は
当事務所へご相談ください!

在宅事件とは

在宅事件とは、逮捕・勾留されることなく捜査が進む事件をいいます。
在宅事件となった場合には、
  • 自宅で生活できる
  • 仕事を続けられる
  • 学校へ通える
状態のまま捜査が行われます。
一般の方がイメージする「逮捕」とは異なる手続です。

窃盗事件で在宅事件となることは多いのか

はい。
実務上、窃盗事件が在宅事件として進むことは珍しくありません。
特に、
  • 初犯
  • 身元が明らか
  • 定職がある
  • 呼び出しに応じている
  • 逃亡のおそれが小さい
などの場合には、在宅事件となることがあります。
実際に、当事務所へご相談いただく窃盗事件でも、在宅事件として進行するケースは少なくありません。

在宅事件の流れ

一般的には、次のような流れになります。

① 警察から電話や書面で連絡が来る

まず、警察から 「事情を伺いたいので来てください。」 という連絡が入ることがあります。

② 任意で事情聴取を受ける

警察署で、
  • 当日の状況
  • 被害品
  • 犯行の経緯
などについて事情聴取が行われます。
この際の供述は、その後の処分に影響することがあります。

③ 書類送検

警察の捜査終了後、事件は検察庁へ送られます。
在宅事件では、「書類送検」という言葉を耳にすることもあります。

④ 検察官による判断

その後、
  • 不起訴
  • 起訴
などが決定されます。

在宅事件でも逮捕されることはある

あります。
相談者の方の中には、 「一度在宅事件になったから安心」 と思われる方もいます。
しかし、在宅事件であっても、その後に逮捕される可能性はあります。

逮捕されやすいケース

警察の呼び出しに応じない

呼び出しを繰り返し無視すると、 逃亡のおそれがあると判断される可能性があります。

証拠隠滅のおそれがある

例えば、
  • 被害品を処分する
  • レシート等を捨てる
  • 共犯者と口裏合わせをする
などです。

常習性が疑われる場合

余罪や同種前科がある場合には、慎重な対応が必要になります。

在宅事件となりやすいケース

初犯である

初犯は有利な事情の一つです。

身元が安定している

  • 定職がある
  • 家族と同居している
  • 住所が明らか
などです。

呼び出しに応じている

任意捜査へ協力していることも重要な事情となります。

証拠隠滅のおそれが小さい

防犯カメラ映像など、客観的証拠が確保されているケースでは、在宅事件となることがあります。

在宅事件だから軽い事件とは限らない

在宅事件だからといって、 「事件が軽い」 という意味ではありません。
在宅事件であっても、
  • 起訴
  • 有罪判決
となることはあります。
そのため、在宅事件であっても慎重な対応が必要です。

やってはいけない行動

被害店舗へ直接連絡する

「謝れば済むのではないか」 と思い、店舗へ直接連絡することはおすすめできません。

自己判断で弁償へ行く

被害回復は重要ですが、方法も重要です。
弁護士へ相談した上で進めることをおすすめします。

証拠を処分する

被害品や関係資料などを処分することは避けるべきです。

共犯者や知人と口裏合わせをする

供述の信用性を損なうおそれがあります。

在宅事件で弁護士へ相談するメリット

早期に相談することで、
  • 供述方針の整理
  • 示談交渉
  • 不起訴に向けた活動
  • 今後の見通し
などについて助言を受けることができます。
窃盗事件では、初動対応がその後の結果へ影響することも少なくありません。

実務上の感覚

私がこれまで取り扱ってきた窃盗事件では、在宅事件として進むケースが多くあります。
もっとも、
  • 呼び出しを無視した
  • 被害店舗へ勝手に連絡した
  • 証拠を処分した
などの事情が加わることで、対応が難しくなるケースもあります。
そのため、警察から連絡が来た段階で相談いただくことが重要です。

よくある質問

Q 警察から電話がありました。必ず逮捕されますか。

いいえ。
警察から連絡があったからといって、必ず逮捕されるわけではありません。

Q 在宅事件なら会社へ知られませんか。

身柄事件よりは知られる可能性が低い傾向があります。
もっとも、事案によって異なります。

Q 在宅事件でも起訴されますか。

はい。
在宅事件であっても起訴されることがあります。

Q 警察から呼び出された段階で相談できますか。

もちろんです。
早い段階で相談いただくことで、より適切な対応を検討できる場合があります。

まとめ

窃盗事件では、在宅事件として捜査が進むケースも少なくありません。
もっとも、
  • 在宅事件だから安心
  • 逮捕されていないから大丈夫
とは言えません。
また、
  • 被害店舗へ直接連絡する
  • 自己判断で弁償する
  • 証拠を処分する
といった行動は避けるべきです。
窃盗事件で警察から連絡を受けた方や、ご家族が対応に悩まれている方は、できるだけ早い段階で弁護士へご相談ください。
刑事事件でお困りの方は
当事務所へご相談ください!

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