風俗店の利用をめぐっては、盗撮行為や本番行為の強要、違法店からの恐喝など、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
「自分にも非があるから泣き寝入りするしかない」「家族や会社に知られたくない」といった理由から、誰にも相談できずにいると、刑事事件や過大な金銭請求などの深刻なトラブルに発展するケースも少なくありません。
今回は、風俗トラブルの代表的なパターンや具体的な事例、実際にトラブルに巻き込まれたときの対処法などを解説します。
風俗トラブルの代表的なパターン
風俗トラブルは、大きく分類すると「利用者が加害者になるケース」と「利用者が被害者になるケース」の2パターンに分けられます。
利用者が加害者になるケースとしては、次のようなものが挙げられます。
- 盗撮行為
- 本番行為の強要、サービス外行為の強要
- 18歳未満からのサービス提供
利用者が被害者になるケースとしては、次のようなものが挙げられます。
- 店舗からの高額請求
それぞれのケースについて、具体的な行為の内容や適用される罰則などを詳しく解説します。
盗撮行為
風俗店のキャストを盗撮した場合には、撮影罪による処罰の対象となる可能性があります。
撮影罪は、正当な理由がないのに、ひそかに性的姿態等を撮影した場合に成立する犯罪です。法定刑は、3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金となっています。
盗撮行為が発覚した場合には、店舗側から慰謝料を請求されたり、被害届を提出されて逮捕されたりする可能性もあります。
店舗側の金銭要求に応じると、追加請求などさらなるトラブルに発展するケースもあるため、風俗店とのトラブルに発展した際は速やかに弁護士へ相談すべきです。
本番行為の強要、サービス外行為の強要
キャストが拒否しているにもかかわらず、本番行為を強要したときには不同意性交等罪が成立する可能性があります。
キャストに怪我を負わせてしまったときには、さらに重い不同意性交等致傷罪による処罰の対象となります。
不同意性交等罪の法定刑は5年以上の有期拘禁刑であり、不同意性交等致傷罪の法定刑は無期または6年以上の拘禁刑です。
不同意性交等罪や不同意性交等致傷罪で検挙された場合には、極めて重い処罰を受けることになるでしょう。
また、本番行為でなくとも、当該風俗店でのサービス外の行為を強要したときには、強要罪や不同意わいせつ罪による処罰の対象となる可能性があります。
いずれのケースにおいても、行為が発覚した場合には、盗撮行為の場合と同様に店舗側から慰謝料を請求されたり、被害届を提出されて逮捕されたりする可能性があります。
トラブルを円滑に解決するには、速やかに弁護士へ依頼して被害者との示談交渉を成立させることが重要です。
18歳未満からのサービス提供
違法風俗店やキャストの管理が甘い風俗店では、18歳未満のキャストによるサービスを受けてしまうケースがあります。
キャストが18歳未満であると知りながらサービスの提供を受けた場合には、児童買春罪による処罰の対象となります。児童買春罪の法定刑は、5年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金です。
キャストが18歳未満であると知らなかった場合には罪に問われませんが、後から年齢を知った場合や店から脅しを受けたときなどは速やかに弁護士へ相談してください。
店舗からの高額請求
風俗店でトラブルを起こすと、店舗から不当な高額請求を受けたり、支払いを約束するまで店舗に監禁されたりするなど、利用者側が被害者になるケースもあります。こうしたケースでは、店舗側に恐喝罪や脅迫罪、監禁罪が成立する可能性があります。
トラブルの原因が自分にあるからといって、店舗側の言いなりになる必要はありません。トラブルに巻き込まれた場合には、速やかに弁護士へ相談し、毅然とした態度で対応することが重要です。
風俗店トラブルに巻き込まれた際の対処法
風俗店トラブルに巻き込まれた際の対処法として重要なポイントは、次の4つです。
- その場での支払い、サインに応じない
- やり取りの証拠を残しておく
- 放置しない
- 速やかに弁護士へ相談する
風俗店トラブルに巻き込まれた場合に最も重要なのは、その場で金銭の支払いに応じたり、示談書にサインしたりしないことです。
トラブルを根本的に解決するには、法的に有効な示談書を作成しなければなりません。店舗の言いなりになると、後日トラブルを蒸し返されて何度も金銭を請求されるリスクがあります。
店舗側と話し合う際には、音声の録音や提示された書類の撮影など、できる限り証拠を残しておくべきです。
風俗トラブルを解決しないまま放置すると刑事事件に発展するリスクが高くなります。トラブルを起こしてしまった場合には、速やかに弁護士へ相談してしっかりと問題を解決するようにしてください。
まとめ
風俗トラブルを家族や知人に知られることなく穏便に解決するには、初動対応が何より重要となります。対応を間違えると、刑事事件に発展して取り返しのつかない状況に追い込まれる可能性もあります。
風俗トラブルに巻き込まれた場合には、速やかに弁護士へ相談してください。
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