はじめに
ある日突然、家族が警察から- 「息子さんについてお話があります」
- 「ご家族に確認したいことがあります」
- 「警察署へ来ていただけますか」
特に不同意わいせつ事件では、
- 本当に逮捕されるのか
- 前科が付くのか
- 会社や学校に知られるのか
- 家族として何をすればよいのか
しかし、家族の対応によって、その後の手続や本人の精神状態が大きく変わることもあります。
本記事では、不同意わいせつ事件で家族が警察から連絡を受けた場合の対応について解説します。
家族へ連絡が来るケース
本人が未成年の場合
未成年者の場合には、保護者への連絡が行われることがあります。逮捕された場合
逮捕後、本人が家族への連絡を希望した場合などには、家族へ連絡が入ることがあります。身元確認が必要な場合
本人の生活状況や家族関係について確認されることがあります。今後の監督状況を確認する場合
特に性犯罪事件では、家族による監督状況が確認されることがあります。まず確認すべきこと
性犯罪といっても、罪名によって捜査の進み方や処分の見通しは異なります。家族として最初に確認したいのは、- 不同意わいせつ罪
- 不同意性交等罪
- 迷惑防止条例違反(痴漢等)
逮捕されているのか
逮捕されている場合と在宅事件の場合では、今後の流れが大きく異なります。本人は何と言っているのか
事実関係について、まず本人の説明を聞く必要があります。 もっとも、この段階で結論を決めつけることは避けるべきです。家族がやるべきこと
落ち着いて事実関係を整理する
まずは、- いつ
- どこで
- 誰との間で
- 何があったのか
感情的な叱責や追及は、現時点では得策ではありません。
証拠を保存する
実務上、非常に重要です。例えば、
- LINE
- SMS
- メール
- SNS
- 通話履歴
弁護士へ相談する
不同意わいせつ事件では、初動対応が非常に重要です。特に、
- 取調べ対応
- 示談方針
- 家族対応
家族がやってはいけない行動
被害者へ直接連絡する
最も避けるべき行動の一つです。例えば、
- 謝罪の電話
- LINE送信
- SNSでの連絡
- 自宅訪問
共通の知人を介して接触する
これも避けるべきです。結果的に被害者への圧力と評価される危険があります。
LINE等を削除させる
家族が 「とりあえず消しておきなさい」 と言ってしまうケースがあります。しかし、証拠隠滅と疑われる危険があります。
SNSへ投稿する
本人はもちろん、家族も注意が必要です。事件に関する投稿は避けるべきです。
友人へ言いふらす
不用意な情報拡散は避けるべきです。後に思わぬトラブルへ発展することがあります。
家族が知っておきたいこと
在宅事件のケースも多い
警察から連絡が来たからといって、必ず逮捕されるわけではありません。実際には在宅事件として進行するケースも少なくありません。
逮捕されたから有罪とは限らない
逮捕はあくまで捜査手続の一つです。有罪かどうかは別問題です。
不起訴となるケースもある
不同意わいせつ事件では、- 証拠関係
- 示談状況
- 前科前歴
- 更生環境
家族にできる支援
精神的な支援
本人は大きな不安を抱えていることが少なくありません。まずは冷静に話を聞くことが重要です。
生活環境の維持
仕事や学校への対応を含め、生活基盤を維持することも重要です。再発防止策の検討
事案によっては、- カウンセリング
- 医療機関受診
- 家族による監督
実務上よくある質問
Q 家族も警察署へ呼ばれますか?
事案によります。家族の事情聴取が行われるケースもあります。
Q 勤務先へ連絡されますか?
事案によります。 もっとも、在宅事件では勤務先へ直接連絡が行われないケースもあります。Q 家族が被害者へ謝罪してもよいですか?
おすすめできません。弁護士を通じた対応を検討すべきです。
Q 本人が逮捕されていません。安心してよいですか?
在宅事件であっても捜査は継続しています。 慎重な対応が必要です。実務上の感覚
私がこれまで対応してきた刑事事件でも、ご家族からご相談いただくケースは少なくありません。その中で感じるのは、 「何をすればよいか分からず動いてしまい、かえって状況を悪化させる」 ケースがあるということです。 特に、
- 被害者への直接接触
- 証拠削除
- SNS投稿
- 取調べ対応
- 示談方針
- 家族対応
まとめ
不同意わいせつ事件で家族が警察から連絡を受けた場合、まずは落ち着いて状況を確認することが重要です。また、
- 被害者へ直接連絡しない
- LINE等を削除しない
- SNSへ投稿しない
家族の適切な対応によって、その後の手続や本人の生活に大きな影響が生じることがあります。
ご家族が突然警察から連絡を受け、不安を抱えている場合には、できるだけ早い段階でご相談ください。
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